あけましておめでとうございます!横浜駅近くで働く整体師(@FavoSeitai)です。
整体関連のホームページによる集客に手応えを感じてないなんてことはありませんか?私もウェブサイト管理をしていますが、全然満足してませんよ!
私の目にどう映っているのか、少し考えを書いておきたいと思います。
こんな方におすすめ
- ホームページの集客がなかなかうまくいかない
- 整体、整骨院、鍼灸院、マッサージなどのホームページの検索順位を上げたい
本記事は、眉唾もののセミナーへの招待をしようというものではなく、純粋に狙ったキーワードでどうやって覇権を獲っていくのかを考えていくものです。
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真面目な健康ネタが日陰者に
ちょっと前に健康ネタを扱うWelqというキュレーションサイトがありましたが、炎上してGoogleに制裁を加えられて吹っ飛んでました。あのときのバッシングはもの凄かったですね。
記事の中には肩こりの原因は悪霊に憑りつかれているからだと書かれたものまでありましたが、全くもって馬鹿馬鹿しいかぎりですが問題はここから。
そのときの弊害で、本家本元である我々業界のSEOにも変化が求められているのではないかと。というのも、純粋に健康に関するキーワードでの上位表示が難しくなったからなんですね。
単なる症状の解説記事を書いたとしても圏外になってしまうので、利用価値は内部リンクにしかありません。これをどう集客に繋げていくのかが課題となります。
そのキーワードは本当に狙い目なのか
病名や症状名などのビッグキーワードには、原因やメカニズムから治療法などの検索需要が多いです。しかしミドルキーワードともなるとその方向性は限定されてきます。
特に「地域名+症状」であれば、それに特化しているであろう地域の院の検索になります。これこそ狙っていくべきキーワードですが、これすらも上位を狙うのは骨が折れます。
業界の店舗は全国のコンビニより数は上回るといいます。それだけ競合が多いということですが、業界総出で同じキーワードを取り合っても似たような文言にしかなりません。
ジャンル特化したものでもなければ、健康ネタのブログを更新することによる上位表示への可能性は極めて低くなりました。
会社のウェブサイトがニッチに攻める必要はない
Googleはオリジナルコンテンツを好みます。価値があるページと認識されるには、やはり個性を出すほかありません。
ごく普通のブログなら更に3~4語目のスモールワード、ミニキーワードから先を狙いに行きますが、会社のホームページがそこまで少数の需要にフォーカスする必要はあるでしょうか?
オリジナリティは院が元々もっている独自のものを押し出すべきです。またそこから生じる潜在的な需要を洗い出し、ページに取り入れることがベストと考えます。
ユーザービリティー向上で回遊率を上げる
月並みですが内部リンクをうまく使ったテクニックは有効です。メニューを作ってあるからOKと考えるのはよくありません。
リンク先のページと関連付けるのはもちろん、ユーザーを迷わせずに導くことができます。
うちで言うならメニューと金額は書いてあるけど、何をしてくれるのかというところの詳細が別ページになってるところがよくありません。
リンクテキストを見ても関連性が全く感じられないし、メニューバーがあるからいいじゃんとヒドイものでした。社長の意向が強く出過ぎた感がありますが、強く突っぱねればよかったかもしれません。
読ませた先で生まれる需要を即解決できるよう誘導すれば違いはあります。
ワンページデザインの落とし穴
ワンページデザインのウェブサイトであれば、流し読みするだけで大体の情報が掴めるように構成するべきです。が、縦に長すぎて途中で直帰されることもしばしば。
情報が1つのページに集約されているのでページそのもののチカラはあっても、欲しい情報がすぐに入ってこないと離れやすくもあります。雑誌のように凝ったデザインのウェブサイトに多くみられます。
その性質上、外部ページへのリンクも数が増えるとワンページがもつチカラも弱まります。
ユーザーの性質を見定めたつくり
机上の空論で終わらせないためにも何か根拠をお見せしたいところ。実は現在進行形で職場のウェブサイトの大幅な改修を手掛けており、キーワードが獲れれば集客力が格段にアップする見込みです。
こちらは続報をお待ちいただければと思います!これから書くことは、まさに今やっているリニューアルの中身そのもののお話です。どこをどう弄るかという考え方の手助けになれば幸いです。
ユーザーは新規と既存の2種類のみ
こうやって書いても「当たり前だろ!」という感想しか持ち合わせなかったあの頃の自分。そう、ユーザーは新規と既存の2種類のみ。
今でこそ言えるのは、「だからこそできるレイアウトがある!」です。
例えば、新規のお客様からのアクセスがあったとします。この人はウェブサイトに初めて訪れたわけですから、どこに何のコンテンツがあるのかを知りません。
会社のウェブサイトであるならば、広告をかけているところもあるかと思います。そのページってトップページであることが多いんじゃないですか?
そうなるとトップには必ず新規向けのページをまとめたメニューバーやボタンなど、一目見たときにすぐ分かるよう配置するなどの構成にしないとなりませんね。
無論、既存のお客様が見ることも念頭におかなければなりません。つまり新規、既存、そしてその両方が知りたい情報を整理してまとめておくのです。
これは一つの例に過ぎませんが、メインメニューバーには既存の人が知りたがる情報を、サイドバーやコンテンツには新規の人が知りたがる情報を別けて載せておきます。
整体師ひと口メモ
キャンペーン情報なども重要ですが、展開の仕方を間違えるとキャンペーンページのみの閲覧で終わってしまいかねません。私の職場のHPがそうでしたから。
何のウェブサイトなのか分かるようにする
やりたい事、伝えたい事が先行しすぎて、もはや何のホームページだか分からないつくりになることがあります。素人の経験談です。
以前、姉妹店のHPのキャンペーンを展開する話が決まりました。SEO業者に依頼したところ、30周年キャンペーンをトップにドドーンと展開してくれと指示されたことがあります。
送られてきた画像にリンクを付けてコンテンツ部分に載せました。が、その分追いやられる形となった訳ですが、この時のPV数が非常によろしくない。
キャンペーンに釣られてくるのって、費用を抑えたいと思っている人が多いんですよね。長期的に継続しての利用は普段より難しくなります。
ファーストビューが蔑ろにされた結果、陰惨たるものになりました。PVにして6割減。掲載期間は2週間で即撤去。お話にならないレベルでした。
狙いすぎたデザインは考えもの
見た目や心象を傷つけるデザインは、それだけで見るものの抵抗感をつくりますからね。このブログのPV数も黄一色の背景からパステル調に変えただけで1割程度は伸びました。
特に日本人の好みは、白ベースのあっさりしたデザインが多いです。国内向けのものを作るのならドぎついのはNG!
デザインについては素人なので意見することはできませんが、このブログを見たら察するものがあるのではないかと思います。
(イメージカラーはルーマニアの国旗であって、一部の団体とは何ら関係ありません!)
信頼性や結論を先に出す
うちに来るとどんなメリットがあるとかもそうだし、整体のウェブサイトならこんなになりますよってアピールから入るのもそう。いわゆるビフォーアフターについて言いたい。
これは競合店を覗くと、業者制作HPには必ずといっていいほど載せられている情報ですね。
必要か?と聞かれれば、説得力を出すためのツールの筈がかえって不信感に繋がってるところがあるんですよね。答えはやり方を変えなければNOです。
業界人でなくとも写真に心得がある人がちょっと見たら分かるぐらいです。隣の写真とパース違うじゃんとか、化粧濃くしただけじゃんとか撮影前後の条件が違うんですよ。
画像編集で誤魔化してるのがわかるというか、駄目だしが飛んできそうなものばかりです。
これ…いるの?
私ならこうする!というのを実践していきます。リニューアルが済んだらコチラでもお知らせします。
能書きはあとでいい
延々と「これはどこそこの技術を使っていて、これこれこういう仕様なんですよ凄いでしょ?」って内容のページ。見せ方にもよるかとは思いますが私は否定派です。
頭でっかちな企業サイトは無機質な印象が強く、整然としているようで読者との距離があります。
そういう会社のページを真似ても、ネームバリューがなければ「そうなんですね~」で終わってしまい読者がいなくなります。
ワンマンや少数でやってる会社がそこで変に気取ると、お客様に訴求するものが最終的に取って食えるようなものでなくなります。理念やらポリシーやらは売りたい物ではない。
企業のお堅い一面なんて見せられても正直どうでもいいですし、トップやメインメニューに載せるべきではないんですよね。フッターメニューの陰に隠れてて全然いいです。
大口契約の企業が顧客になりえるのなら話は違ってくるんですが、整体だとほぼ確実に見に来るのって個人じゃないですか。要らない要らない。
まとめ
- Welqが健康業界全体にもたらしたもの
- キーワードは探すだけでなく作ることも大事
- リニューアル予定のウェブサイト構想
こうあるべき論を主観で言ったら、かなり無茶苦茶に感じる方もいるんじゃないかと思います。これはあくまで月間PV12k程度のブロガーの戯言だと思っていただければ…。
いつも言ってますけどSEOに終わりはないんですよね。昨日まで常識だったことが、Googleのアルゴリズム一つで覆ることだってあるんですから。
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